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藤井聡太 [藤井聡太]

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「藤井聡太さんは、年度最初の対局で有る叡王戦の予選に勝利し連勝を18にしたのだけど、この18連勝と言う記録は↓でも触れた通り歴代ベスト八位タイでね。」
「えっと…、自身が一位の歴代ベスト記録にもう一つ名前を刻んだのね。」
「ああ、年度が始まって早々、今年度の連勝賞を受賞する確率が一段と高くなったとも言える。
 これで叡王戦の本戦へ進むことが決まったのだが、次の対局、竜王戦ランキング戦2組決勝に勝てば連勝記録では歴代単独八位になるんだ。」
「そのまま連勝記録を伸ばしてマスコミが大騒ぎとか?」
「そうなって欲しいけど、流石に対局相手のレベルが29連勝当時とは格段に違うから簡単には行かない、ただ、最近の対局を見ていると素人の私でもその強さを改めて感じさせられていてね。」
「素人でも分かるぐらいにってこと?」
「ああ、何となく感じるのは対局相手で実績の有る棋士達が藤井聡太さんに対して対局を難しくして切り崩そうとしてるのではと思われることが少なからず有ってね。
 真正面からぶつかって勝てる相手では無いと認めての事だと思うのだけど、その結果はきっちり対応されて仕掛けた側が行き詰り敗北と思えることが度々有るんだ。」
「それって実力的に差が有るってことなの?」
「相手だって将棋のプロ、今回の対戦相手だってトップ10に入る棋士だったのだけどAIの評価値を見ていても危なげなく勝ったという印象だった、仕掛けたのだけど後が続かず、と言う感じでね。
 朝日杯では評価値的に敗北寸前と言う所まで追い込まれた対局が有ったのだけど、それはそれで強さを感じさせてくれる形での逆転勝利だったからな。」
「う~ん、プロの将棋でその強さの違いなんて全然分からないのだけど…。」
「相手の指した手に対しどう対応して行けば勝利出来るのかの解を導き出す力が違うのだろうね、私の様な素人はAIの示す最善手や評価値が頼りなのだけど、AIの示す最善手と一致する手を指す確率はかなり高い、AIの示す最善手でも、並みの棋士なら指さないと言う手を指してネットを賑わせるぐらいにね。」
「脳の構造が違うとか?」
「かもね。」

2021-04-12
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「藤井聡太さんが今年度最終戦に勝利したことにより↓でも取り上げた年度成績は勝ち数の一位も確定、連勝賞は21年度に持ち越し、今回はそんなタイミングで出されたこのインタビュー記事から。」

『藤井聡太が語る早指しの魅力「時間の使い方」と「指運」』
https://news.yahoo.co.jp/articles/df4649f87d7fa4e98194df9a4bcbc36e2fa451ae

「最終戦に勝ったから今年度の連勝賞はなくなったのね、それで?」
「記事からの引用になるのだけど…。」

『将棋には他の競技にはない「指運(ゆびうん)」という言葉がある。さしもの藤井二冠も、運を天に任すことがあるのか。

「んー……(5秒考える)…そういった状況を減らすのが理想ですけど、やっぱり全くないというわけではないですね。コンピュータソフトで、1秒間に何百万手と読めるものがあって、それに比べると人間は1万分の1しか読めないわけですけれど、それでもある程度正確に指せます。それは、人間の直感のすごいところだと思います」』

「指運?」
「持ち時間が無くなると一分以内に次の手を指さなければならない一分将棋と言うルールが有り、熟考出来なくなった状態で指した手の良し悪しは運みたいなものと考えられているのかな。」
「急いで指した手によって勝敗が分かれるのには運の要素も有ると言うことかしら?」
「そんなとこだと思う、でさ、さらっと書いて有って記事でも流されているのだけど、コンピューターソフトと人間の比較、人間はソフトの1万分の1しか読めないって、どう思う?」
「えっと…、えっ、1秒間に何百手も読めるってこと?」
「藤井聡太さんはそういう感覚なのだろうな。」
「瞬時の判断か…。」
「確かにクイズでも…、あ~、東大王の鈴木光さん、引退は寂しいなぁ~。」
「はいはい、それで?」
「クイズに強い人達は一瞬の間にかなりの分析をし答えを導き出していてね、凡人には無理なレベルなのだけど、凡人の私でも直感的な判断はしていなくもない。」
「言われてみればそうね、数学のテストでも解ける問題は時間を掛けずに解くことが出来る、解けない時でも思考速度は…。」
「藤井さんは一分将棋になってもミスが少ないから勝率トップなのだけど、実際に指すまでの五十数秒間にどれだけのことを考えていることか、コンピューターソフトは人間が考える必要が無いと判断する部分も含めての何百万手だと考えると、藤井さんの直感、実質的にはソフトの1万分の1ではなくもっと多いのではないかな。」
「人間の脳は機械的にデータ処理をしてる訳ではないものね、AIが進化すると優先度の高いデータから処理出来る様になるのかしら?」
「プログラムがより複雑になって行くのか…。
 そう考えると、自然が作り出した人間の脳は改めて半端なく凄いものだと感じられるね、まあ、私の脳はポンコツだけど。」

2021-03-28
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「お茶問題に続き連勝に関する話をしようと思うのだが。」
「えっと、藤井聡太さんが一気にその名を知られる様になったのは29連勝したからなのよね。」
「ああ、最年少記録ではなく歴代ベストだからな。
 それで2021-03-18現在でも16連勝中なのだが、以前連勝記録を見ていて驚いたことが有ってね。」
「どんなこと?」
「まずはこちら『日本将棋連盟』のサイト『今年度棋士成績・記録』を見てよ。」
https://www.shogi.or.jp/game/record/year_ranking.html
「へ~、こんな感じで公開されてるんだ…。
 対局数ランキングって、対局数は人によって違うと言うことなの?」
「勿論さ、トーナメントの一回戦負けと勝ち進んだ人とでは当然差が出て来るだろ、だから強さを表す一つの指標にもなっているんだ、永瀬拓矢王座は色んな棋戦で勝ち進みタイトル戦にも絡んだ結果、2020年度対局数ランキングトップは確定だ。」
「でも、勝ち数では藤井さんと変わらないのね。」
「うん、どっちが2020年度勝数ランキングトップになるのかはまだ分からない、まあ、藤井さんはこう言った記録にはあまり関心がなさそうだけどな。
 ただ勝率ランキングは凄いとしか言いようが無くてね。
 今年度の勝率トップは確定してるのだけど、歴代ベスト記録・ランキングでも…。」
https://www.shogi.or.jp/game/record/successive.html
「これって最年少記録ではないのよね。」
「歴代だからな、だから現役で活躍してる人でも名前の出てる人は僅か、そんな中で勝率は歴代ベスト10に今年度も名前が刻まれることが確定している。
 それによって羽生善治九段の名前が一つ消えてしまうのは少し寂しいが、安定して勝ち続けてることの証、そして連勝記録は簡単に塗り替えることの出来ない数字なんだ。」
「歴代でも20連勝以上は七人しかいないのね…。」
「2020年度も連勝ランキングトップになりそうな勢いなのだけど…。」
「まだ確定してないってことなのね。
 えっと…、澤田真吾さんが14勝してるけど抜かれるかも知れないってこと?」
「いや、『継続中の連勝ランキング』を見れば分かる通り今年度中に16勝以上を上げられる棋士はいないんだ、ただ、次の年度最終対局に藤井さんが勝つと、年度連勝に対する連勝賞は澤田さんになるらしくてね、継続中の連勝記録は次年度に持ち越されるみたいで。」
「う~ん、勝つと今年度の賞はないってことなの?」
「もし、今年度の連勝賞を受賞したら次年度に一勝した瞬間、次年度のトップになる確率が非常に高い、だからそれを避ける為の規定なのではないのかな。」
「なるほど、でも微妙ね。」
「そして連勝記録を後二つ伸ばせば18連勝となり歴代記録にもう一つ名を刻むことになる。」
「それだけ連勝が難しいってことかしら。」
「ああ、私が『今年度棋士成績』と言うのを初めて見た時に驚いたのは継続中の連勝ランキングでね、二勝でも20位以内にランキング入りしててさ、今もだけど。」
「あっ、本当だ…。」
「まあ、この瞬間も棋士の半数は前回の対局に負けていて、それに勝った人でも二連勝ではない人が少なくないのさ。
 勝てば調子の良い人との対局になり易い、基本的に実力の近い人同士の対局が多目になるシステムになってるから、調子が余程良くないと連勝はしにくいのだろうな。」
「それでも連勝してしまうのね、藤井さんは。」
「来年度はもっと強豪相手の対局が増えるのだけど、上位の棋士に対する勝率が上がって来てるし、タイトルホルダーとなり間違いなくトップ棋士の一人になってる。
 ご本人は連勝とかは意識せず良い将棋をと考えてるみたいだが、私個人としては歴代記録に名を遺す結果をこれからも多く出してくれたらと思ってるよ。」

2021-03-18
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「とうとうカテゴリー『藤井聡太』を作ってしまったのね。」
「今までも『青~いお空にぽっかり浮かぶ白い雲』で何度か取り上げて来たが、これからも書きたくなる出来事が色々と起こりそう、と言うか起きてるからな、芦田愛菜さんとの対談とか。」
「それで?」
「まずは、お茶問題。」
「お茶問題って伊右衛門のCMに登場したってこと?
 役者では無いのだから演技にケチを付ける人は少ないと思うし、愛菜ちゃんとの対談は悪くなかったと思うわよ。」
「だよな、若い二人の微妙な緊張感の有る、微笑ましい対談は何度も見返してる。
 ただね、あまり取り上げられてないが結構複雑と言うか面倒な事情が有ると思ってね。」
「どんな?」
「今、藤井聡太さんが王位と言う地位に有ることは知ってる?」
「ええ、タイトルホルダーなのでしょ。」
「その王位戦と呼ばれる棋戦なのだが今期と来期は伊藤園が特別協賛となり『お~いお茶杯王位戦』となっているんだ、お~いと王位を掛けて言うことなのか。」
「えっ、『伊右衛門』と『お~いお茶』って思いっきりライバルだと思うのだけど。」
「発表されたのは伊藤園の方が後なのだが、両社の思惑を考えるとね。
 CM効果で少なくとも藤井さんの住む瀬戸市では伊右衛門が売れてると言う報道を目にしたのだが、藤井さんが王位として次の王位戦七番勝負に臨む時には気を遣うだろうと思ってさ。
 最近二回の対局では対局開始時に伊右衛門を口にしていたのだけど。」
「それぞれの事情が有るにしてもサントリーVS伊藤園に藤井聡太さんが巻き込まれているって感じさせられるわね。」
「ライバル企業でも場合によっては相乗効果を狙えるが『伊右衛門』と『お~いお茶』ではな。」

2021-03-14
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『青~いお空にぽっかり浮かぶ白い雲』での藤井聡太さん関連記事、2020年以降。
https://dustation.blog.ss-blog.jp/2021-02-17
https://dustation.blog.ss-blog.jp/2020-11-03
https://dustation.blog.ss-blog.jp/2020-06-13
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